高校1年 広島研修②
2015.10.31
この日は、平和記念資料館を見学したあと、5つのコースに分かれて研修。
大久野島、似島、岩国、呉、広島市内。
ここでは呉コースを紹介します。
約80人、バス2台で出発。
まず、自衛隊呉資料館前の通称〈てつくじら〉に驚く。退役した潜水艦。
そのあと、大和ミュージアムを見学。
江戸末期から現在にかけての近代日本の変容を、呉という町を軸にして俯瞰する。
戦艦大和の10分の1の模型が目を引く。
生徒たちは、戦艦の当時の姿を想像し、戦争の悲惨さ愚かさを想っているように見えた。
人間魚雷〈回天〉やゼロ戦などの貴重な展示もあった。
無言で見学する生徒たちは何を大きなものを感じているようだった。
午後は、地元の団体の方に案内を請う。
かつて戦艦大和などを作ったまさにその場で造船が行われている。
大和の技術が戦後の日本(新幹線など)に大きく寄与したと言われる。
このごろ拡大中という呉の海上自衛隊施設を高いところから、あるいは門の前から見る。
本物の潜水艦や駆逐艦や輸送艦がある。
現地で社会問題を考えるのは、生徒たちにはしんどいだろうけれど、これ以上ないいい機会であろう。
帰路は、呉港から宇品港までフェリーに乗った。
ここでもガイドさんの説明を聞く。
護衛艦「雷(いかづち)」にも遭遇。肌で感じる何かをつかんでくれたと思う。